はじめに
私が初めて務めた大企業では、3年目でサブリーダーを任すという慣習がありました。
3年目は、新人ではない上で、1年目に学んだことを2年目に適用することを試行し、自身を改善して望む年になると言えると思います。
そのため、3年目は再現性の高い業務ノウハウを多少有し、後輩やフォロワーに適用していくことができてくる、すなわちリーダーとしての一歩にふさわしい時期と言えます。
メンバー経験はあっても、リーダーは初めてとなると、当然成功も失敗も両方あります。さらに言うと、ここまでで一定キャリアが構築されてきており、この先どうするかも考え始める人が多い時期ではないかと思います。
起業するか、転職するか、考えが深まってくるのが20-30代だと思います。
そこで、視野を広げてどういうライフスタイルをしたいか、そのためにどのような就業形態・待遇が必要かといったことを考える時、ITエンジニアであれば地方での就業は個人的にオススメしたい面があります。
20-30代のニーズ
2024年に会津若松市が公開した「第3期 会津若松市 まち・ひと・しごと創生総合戦略」という資料があります。
- 3sogosenryakuan.pdf https://www.city.aizuwakamatsu.fukushima.jp/docs/2024013000015/file_contents/3sogosenryakuan.pdf
この中に、人口推移と転入者のニーズについて書かれている部分があります。
こちらに書かれているように、現役世代の地方移住に対する関心の集まりがあります。
また、同時に若年層(〜25歳)の転出超過問題もあります。
筆者はJターン組なので、この傾向があるということは実感を持って理解できます。
Uターンのモデルケース
職選びにおいて、プライベートの時間を確保したい、十分な年収を獲得したいということは非常に大きな観点だと思います。
両方バランスよく得たい人について、もし会津若松市に次のような環境が用意できればUターンで戻りたい人はいると考えています。
- 学生時代を会津若松市で過ごしており、住みやすいと感じている
- 将来的にフルリモートで高給(例えば年収1000万円超)を目指せる企業への就職や複業方法がある
- プライベートが充実できるイメージが湧く
1点目については、大学や短大が会津だった方、生まれや育ちが会津だった方で、今は東京にいるといった方を想定しています。
2点目について、現在某コンサルティングファームが会津に拠点を構えているので、そういった企業があることで魅力的に思う方は一定いそうと考えています。一方で、多例えば1000万円を超えるような仕事となると、マネージャー以上になると思われるので、チャンスはあってもなかなか達成イメージを沸かせるのは難しそうに思います。
3点目について、都会での消費的な娯楽よりも、自然と戯れたいタイプの方を想定しています。
モデル人材を引き込むアイディア
モデルケースのセクションで触れたことを踏まえ、端的に言えばフルリモート・高給が達成できる環境と、最悪戻れる環境が用意できれば、1,3点目に合致する人物がUターンにトライする状況は作れるのではないでしょうか。
さて、それをどう実現するかですが、起業しない前提で、次のアイディアがあります
- 希少性の高いITエンジニアになる
- AWSやWordPressなど、スキルを持っているエンジニアが多い領域では、たとえ年収相場が高い分野であっても、競争になってしまいます。
- Azureや生成AIなど、スタート地点がセットされたばかりのもの、1番手ではないゆえに競争相手が少なそうなところをオススメします
- 継続的に希少性を磨く環境を作る
- 仲間が必要です
- 金融など年収相場の高い企業に就職する
- 2-3年過ごせて月払いの住居的なところがある
- コワーキングスペース+定額宿泊みたいなイメージ
- 自然が近くにあるとなおよさそう
- コワーキングスペース+定額宿泊みたいなイメージ
- 個人的なつながりをもつ
1-2については、ニーズはあるがエンジニアが少ない領域を狙う&継続的な勉強・切磋琢磨できる環境をつくるアイディアがあります。
3,4については、自分としてはまだアイディアがなく、このような状況が作れると、トライする数が増えるのではないかなと考えています
おわりに
どのようにして、希少性の高いITエンジニアになるか・維持するかについて考えてみます。